アーク溶接の種類
2024/07/13
金属を加工する際に行う溶接で、アーク溶接という方法があります。
放電の原理を活用した工法であり、製造現場において採用されるケースも多いです。
アーク溶接といっても種類はさまざまで、目的や金属の種類に応じて使い分ける必要があるのをご存じでしょうか。
そこで今回の記事では、アーク溶接の種類について解説します。
アーク溶接の種類
非溶極式
非溶極式溶接で行う工法は、プラズマ溶接・ティグ溶接の2つです。
熱に強いタングステンを使用し作業を行うため、電極が溶けないという特徴があります。
プラズマ溶接はプラズマジェットを使用するのに対して、ティグ溶接は不活性ガスを使用するため、長時間の溶接に適しています。
溶極式
この溶接方法は、電極自体が溶接棒の役割を持っています。
溶極式の中で多く採用されている工法は「被覆アーク溶接」です。
その他には、炭酸ガスアーク溶接・マグ溶接・ミグ溶接などがあります。
また、被覆剤から発生するガスを使用するセルシールドアーク溶接や、電極ワイヤと母材にアークを発生させるサブマージアーク溶接も有名です。
まとめ
アーク溶接は、非溶極式と溶極式に分類されます。
それぞれに異なる工法で溶接を行っていくため、目的に応じて適した溶接法を取り入れるのが一般的です。
京都府を中心に金属加工や製造を行う『株式会社フィスター』では、迅速で質の高い仕上がりを目指しています。
各種加工・製造のご依頼の際は、当社までご連絡ください。