アルマイト処理のメリット
2024/07/17
アルマイト処理とは、アルミニウム表面に陽極酸化皮膜を作ることです。
この処理を行うことで、どのようなメリットがあるのかご存じでしょうか。
今回の記事では、アルマイト処理のメリットについて解説します。
アルマイト処理のメリット
性質の向上
アルミニウムは柔らかい性質を持つため、加工時に傷が付きやすいです。
傷から腐食が発生するため、アルマイト処理によってコーティングを施します。
アルマイト処理を施すことで、アルミニウムの耐摩耗性・耐腐食性が向上し、活用しやすくなるでしょう。
絶縁性の向上
加工前のアルミニウムは、電流を通しやすい性質を持ちます。
アルマイト処理によってコーティングを施すことで絶縁性が向上し、さまざまな製品への活用ができるようになりました。
放熱性の向上
アルマイト処理によって表面にコーティングが施されているため、熱伝導率は下がります。
しかし、加工によって放熱性が向上するため、さまざまな製品へ安全に使用できるようになるのです。
特に遠赤外線の放熱性が高いため、ヒートシンクの材料に使用されるケースが多いでしょう。
見た目の美しさが向上
アルマイト処理によって施されたコーティングは無色のため、美しい外観を損ないません。
また、染料を用いることで着色ができるため、豊富なカラー展開が可能なのもアルマイト処理のメリットの1つです。
まとめ
アルマイト処理によって、性質の向上・絶縁性の向上・放熱性の向上・見た目の美しさが得られます。
軽くて加工しやすいアルミニウムにアルマイト処理を施すことで、さまざまな製品へ活用できるでしょう。
『株式会社フィスター』は京都府を中心に、金属加工・製造業を行っております。
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