メッキと塗装の違いについて

金属を加工する際、表面に塗装やメッキを施すケースがあります。
どちらも表面加工に分類されますが、目的や特徴は大きく異なるのです。
そこで今回の記事では、メッキと塗装の違いについて解説します。

メッキと塗装の違い

メッキは金属の被膜を形成するのに対し、塗装では金属以外の被膜を形成するのが特徴です。
どちらも表面加工の一種ですが、形成する被膜の種類に大きな違いがあります。

メッキの特徴

金属の被膜を形成するメッキ処理は、耐久性や密着性に優れています。
丈夫で剝がれにくく、金属の光沢が得られるため美観の維持も可能です。
しかし、メッキ処理を行う場合は専用の施設が必要で、一度メッキ処理を行った金属は再加工できません。
金属の種類によって、メッキ処理が出来ないケースもあります。

塗装の特徴

コスト面に優れており、塗料を塗布するローラーがあれば誰でも対応が可能です。
塗料の種類やカラーも豊富で、デザイン性に優れた加工が実現できます。
しかし、被膜がムラになりやすいため、劣化によって塗装がはがれやすい点に注意が必要です。

まとめ

メッキと塗装の大きな違いは、形成する被膜の種類です。
メッキは金属の被膜で、塗装は金属以外の被膜を形成するため、目的や金属の種類に応じて適切な処理方法を選びましょう。
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