真鍮の特徴は?
2024/10/15
真鍮は、銅と亜鉛の合金です。
身近なところでは、5円玉にも真鍮が使われています。
他にも真鍮で造られているものはたくさんありますが、どのような特徴があるかご存じでしょうか。
今回は真鍮の特徴について詳しく解説します。
真鍮の特徴
加工がしやすい
真鍮は加工がしやすい合金です。
展延性に優れているため、柔軟にさまざまな形に変形してくれます。
細く伸ばしたり、薄く広げたりすることも可能で、さまざまな製品の材料として使われてます。
また、鉛が添加されている真鍮は、銅よりも被削性が増しています。
切削加工がしやすいため、精密加工が必要になるボルトやナットなどに用いられることが多いです。
電気伝導率が高い
真鍮は、コンセントやコネクターなどにもよく使われています。
これは、電気伝導率が高いためです。
真鍮の元になっている純銅は電気抵抗値が低いため、電子機器の部品に利用されています。
その純銅に亜鉛を添加した真鍮は、耐久性や加工性の高さもあるため導電材料として優れた合金です。
熱伝導率が高い
熱伝導率の高さも真鍮の特徴です。
銅よりは劣ってしまいますが、真鍮のほうが安価ということで構造部品として多く採用されています。
まとめ
真鍮の特徴としては、加工がしやすい・電気伝導率が高い・熱伝導率が高いなどが挙げられます。
銅と亜鉛、両方の特性を兼ね備えた安価で扱いやすい合金なので、何かを作る時の材料として検討してみてはいかがでしょうか。
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