製缶加工と板金加工の違いとは?
2024/11/08
分厚い金属の板をさまざまな形に加工するのが製缶加工です。
同じような加工方法に板金加工と呼ばれるものがありますが、どのような違いがあるかご存じでしょうか。
今回は、製缶加工と板金加工の違いについて解説します。
製缶加工と板金加工の違い
金属板の厚さ
製缶加工と板金加工の最も大きな違いは、扱う金属板の厚さです。
明確な数値の決まりはありませんが、一般的には厚さ7mm以上の材料を加工するのが製缶加工、それ以下のものを板金加工と区別します。
分厚い金属板や部材を加工する製缶加工は、工作機の架台やフレームなどを製作する時に用いられることが多いです。
材料
製缶加工も板金加工も金属を扱うことが多いですが、材料に若干違いがあります。
製缶加工は鉄材やステンレスなど、強度が強い材料を使うことが多いです。
一方板金加工は、主にアルミのように軽くて扱いやすい金属を使用します。
強度
製缶加工は厚い金属板を使うため、板金加工されたものよりも強度が強いです。
また、大型の製品に用いられることが多いということで、板金加工よりも溶接する箇所やフレームの数を増やして強度を高めます。
まとめ
製缶加工と板金加工では、金属板の厚さ・材料・強度などが異なるのが特徴です。
作るものによって、製缶加工と板金加工どちらを選ぶべきかが変わります。
それぞれの違いをしっかり理解して、最適な加工方法を選ぶようにしましょう。
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