製缶加工の工程を解説
2024/11/15
分厚い金属を加工し、大きな建造物や機械を製造するのが製缶加工です。
さまざまな場面で使用される製缶加工ですが、どのように金属を加工していくかご存じでしょうか。
今回は、製缶加工の工程について詳しく解説します。
製缶加工の工程
①図面の作成
製缶加工を行う際は、まず図面を作成します。
図面がなければ、設計者と加工者の意思疎通ができなくなり、ミスが起こるからです。
②切断・溶断
図面が完成したら、指示通りに金属板の切断や溶断を行います。
レーザーカットや抜き加工も用いられますが、厚い金属板を扱う場合には溶断が選択されます。
③穴あけ・曲げ加工
ダイやパンチを用いて、切断した金属板に穴あけや曲げ加工を施します。
曲げ方には、折り曲げ・ロール曲げ・送り曲げなどさまざまな種類があります。
④溶接
溶接は、複数の部品を結合する工程です。
製缶加工においては、アーク溶接やアルゴン溶接がよく用いられます。
⑤表面処理・組み立て
耐久性を高めるための処理や、見た目をきれいにするための処理した後、組み立て作業を行います。
⑥検品・納品
組み立てられた製品は、問題がないか検査を行ったうえで納品されます。
まとめ
図面の作成や切断・溶接など、さまざまな工程を経て製缶加工が施されます。
耐久性を高め、見た目をきれいにするなどの工程もあり、どれも製品の質を高めるために欠かせないものです。
製缶加工を行う際は、ミスをなくすためにも基本的な工程を把握しておきましょう。
京都府にある『株式会社フィスター』は、金属加工・機械加工・塗装など製造に関わるさまざまな施工を行う会社です。
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